電気学会全国大会講演要旨
6-234
Behavior of Virtual Synchronous Generator at Disconnection from Grid
◎崎元謙一・杉本和繁・進藤裕司(川崎重工業)
太陽光発電や風力発電といったインバータ連系形分散電源が増えている。これらには系統解列や,異種発電機との並列運転などといった多種多様な状況で運転することが求められている。同期発電機ではこのような状況で運転できていたが,インバータ連系形分散電源ではそれらの状況での運転は困難であった。そこで同期発電機と同じ特性を持たせるようにインバータを制御する仮想発電機制御が提案されている。筆者らはPLLを用いない電流制御型仮想発電機制御を提案している。本発表では,提案方式を適用したインバータが系統解列し,系統連系から自立運転へ移行した時のシミュレーションを行ったので報告する。