電気学会全国大会講演要旨
6-230
発電機を導入した場合の低炭素型公共施設における制御手法の検討
◎秋山直輝・久保範幸・青木洸樹・本堂義記・田岡久雄・松木純也(福井大学)・赤木泰章・赤松浩和(関西電力)
近年、環境問題等への対策として、低炭素を実現する施設が注目されており、これには、再生可能エネルギーを用いた電源が必要であるが、天候に左右されるなど電力の供給に問題が生じる可能性があるので、各電源や蓄電池等の負荷に応じてきめ細かく制御する必要がある。本研究では、太陽子発電、発電機、蓄電池を電力系統と連系したエコ施設において、系統電力を抑えるピークカットを行う電力運用計画を用いた制御手法を提案し、実験による検証を行う。ピークカットの目標値として最大負荷電力の40%の値とし、晴天時においてはほぼ達成できたことを検証した。今後は、コスト面からみてそれぞれの機器の導入量の割合をどの程度にすれば最適かを検証していく。