電気学会全国大会講演要旨
6-229
EMS実装に向けた小規模集合住宅の電力・熱需要予測を用いた運用最適化手法
◎政木翔太・山下大樹・横山隆一(早稲田大学)・辻 重幸・有川敏隆・赤津欣弥(レモンガス)
本研究では、省エネルギーかつ環境負荷低減効果に優れたエネルギー供給の開発を目的とした小規模集合住宅を対象としている。対象とした集合住宅ではある時間帯のみCGSを運用するといったスケジュール運転を行っていた。しかしスケジュール運転では電力負荷の多い(発電効率が高い)時間帯にCGSが起動していない、電力負荷の少ない(発電効率が低い) 時間帯にCGSが起動しているといった運転を行っている可能性があり最適な運用とは言えない。本研究ではエネルギー供給系統のモデル化を行い、重回帰分析を用いた需要予測を元にCGSの最適運用計画を決定し、運用計画に基づいて実際の運用を行い、コスト、CO2削減効果の評価を行った。