電気学会全国大会講演要旨
6-227
風力・潮力ハイブリッド発電システムにおける出力変動補償の特性解析
◎藤岡祥太郎・元林 敬・Mohammad Lutfur Rahman・白井康之(京都大学)
風力発電は大型化により大きな出力電力が期待できるが、風況によって出力変動が大きいという欠点がある。対して潮力発電は安定した出力を期待できるが、メンテナンスの問題から大型化は難しい。本稿では、風力発電の出力変動を補償するために潮力発電を組み合わせた風力・潮力ハイブリッド発電システムを提案し、出力変動の補償方法についてPSCADを用いて解析を行った。風力発電の電力変動を検出し、潮力発電機を模擬した誘導発電機の回転磁界周波数を変化させることですべりを変え、誘導発電機の出力電力を変化させる。この制御システムを解析することで、補償できる風力発電の変動の大きさと周波数帯を算出した。