電気学会全国大会講演要旨
6-204
太陽光発電系統連系インバータの出力電流安定化の研究
◎藤井雄介・伊與田 功(大阪電気通信大学)
太陽光発電系統連系インバータに関して、瞬時電圧低下時のインバータの動作についての研究を行っていたところ、瞬時電圧低下が発生していないときにも、各相によって不規則に振動したり、相間によってアンバランスがあるなど、電流波形に揺らぎ(乱れ)が現れることが判明した。 これまでは、乱れる現象を解明するために実機での研究を行っていたが、原因を特定することができなかった。今回、シミュレーションツールを用いてインバータのモデル化を行い、解析を行った。その結果、シミュレーションにおいてもインバータの出力電流波形が乱れることが確認された。