電気学会全国大会講演要旨
6-202
スマートハウスのシステム構成を考慮した電気自動車充放電による太陽光発電利用率向上
◎宮下靖彦・横山隆一・山下大樹(早稲田大学)
近年、地球温暖化やエネルギー問題への対応として再生可能エネルギーが注目されている。しかし太陽光発電の大量導入の際には配電網の電圧上昇、周波数の調整力不足などの問題が懸念されている。その対策としてEVを蓄電池として活用することで発電された電力を地産地消するという方法が注目されている。こうした背景から著者らは太陽光発電システムとEVを導入した住宅を想定し、EVを蓄電池として利用した場合の環境性やエネルギーの地産地消などへの効果を検討してきた。本研究では太陽光発電システムとEVを導入した住宅において、機器損失がPV自家利用率、環境性に与える影響の評価、またV2H効果を向上させるシステム構成に関する検討を行った。