電気学会全国大会講演要旨
6-197
送水システムを用いた離島系統安定化手法の検討〜1機のポンプを用いたPV電力変動抑制試験結果〜
◎佐々本英紀・今中政輝・島田夏樹・馬場旬平(東京大学)・比嘉直人・島袋正則・神里良太(沖縄エネテック)
他の系統と連系せずにディーゼル発電機によって運転を行っているような島に太陽光、風力などの再生可能エネルギー源を導入する場合、出力変動による系統周波数への影響は本土系統と比較して大きくなると予想され、より一層の周波数安定化対策が求められる。そこで、低コストな周波数安定化手法として、可制御負荷に着目する。特に、離島で地下水を貯水タンクへ送水するポンプに注目する。具体的には、ポンプを駆動する誘導電動機への入力周波数を変化させることによって消費電力を制御する。前回発表時はポンプシステムの基礎特性試験結果を報告しているが、本稿ではポンプを用いたPV電力変動抑制試験結果を報告する。