電気学会全国大会講演要旨
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米国アルバカーキ市の商業ビルにおけるスマートグリッド実証その3 自立運転時の制御結果
◎杉本貴之・森野仁夫・山根俊博(清水建設)
本報では、米国アルバカーキの商業ビルにおいて連系運転から自立運転へ無瞬断移行し、周波数と電圧において一定の電力品質を維持した自立運転時の制御結果について述べた。制御結果より、電圧は目標値480V±10%の範囲以内に収まり、かつ周波数は目標値60Hz±0.3Hz以内への滞在率が99.47%となり、電力品質を維持した安定的な連続運転を実現できた。また、発電設備に加え冷凍機を電力変動補償に利用した場合においても同等の電力品質が得られることを示した。