電気学会全国大会講演要旨
6-163
電力・天然ガス輸送を考慮した最適電源構成モデルによる分散型電源導入の検討
◎松澤宏務・小宮山涼一・藤井康正(東京大学)
2011年3月の東日本大震災以降の電力供給計画の中で、エネルギー安定供給確保や気候変動対策として分散型電源が、今後導入強化が必要であるエネルギー供給技術として注目されている。本研究では分散型電源のうち特にコージェネレーションシステム(CGS)に着目し、地域間の電力・都市ガス輸送を明示的に考慮した大規模な最適電源構成モデルを構築し、その導入可能性を分析した。本稿では、本研究の特徴である需要家に関するモデル化およびエネルギー輸送ネットワークモデルの概要を示し、想定した2つのシナリオ(BAU,CGS導入)の解析結果例を示す。