電気学会全国大会講演要旨
6-156
風力発電所のならし効果と風車毎の出力相関分析
◎山口洋樹・平井睦人・伊庭健二(明星大学)・樋田祐輔(早稲田大学)
近年、震災に伴う事故や地球温暖化問題を契機に、再生可能エネルギーの普及促進が求められている。しかし、大型ウインドファーム(WF)のような電源は短期および中長期の出力変動があるため、系統連系時には電圧変動や周波数変動を起こす危惧がある。そこで本稿では日本各地に実在する6ヶ所のWFの風車毎の実測値を用いた分析を行う。 始めに各都道府県に分散したWFの出力変動が合算されることでならし効果によって低減されるかを分析する。次に、WF内における風車毎の相関関係を分析し、近隣の風車が連動して出力しているかを分析する。まだ事例の抽出レベルではあるが、標準偏差で評価したならし効果は顕著であり、WF内の相関も季節や時間帯により差異があることがわかった。