電気学会全国大会講演要旨
6-138
配電系統に連系された異種分散形電源混在時の単独運転防止機能の動作特性評価
○上村 敏・小林広武(電力中央研究所)
東日本大震災の影響や固定買取価格制度の導入等により太陽光発電が増大しており,特に中小規模の発電設備は配電系統に連系している。このような状況の中,これまで一律禁止されてきた配電用変電所の変圧器(バンク)部の逆潮流が,対策を講じたバンクに限り可能となった。このバンク逆潮流発生時の主な課題は,①配電線の電圧逸脱,②バンク単位での単独運転であるが,対策の検討は十分ではない。そこで,本論文では,ごみ発電やコジェネ発電(回転型分散形電源)と住宅用太陽光発電(パワーコンディショナ)が混在した場合の単独運転検出特性について,実験とシミュレーションにより評価した。