電気学会全国大会講演要旨
6-128
分散電源を含む配電系統における負荷特性の状態推定法
◎横山順也・北條昌秀・山中建二(徳島大学)
近年、電力系統システムの拡大、複雑化により、動特性の把握が困難になっており、それに伴いシステム内の状態把握の技術の必要性が高まっている。本研究では、配電系統の需要家側の情報から負荷状態を推定する方法について検討する。検討対象とするモデルには、分散電源として太陽光発電システムが系統連系インバータにより接続されているものを用いる。このモデルにおける柱上変圧器上位側のVI特性が、負荷状態によりどのように変化するかを確認した。送出電圧が低下し、その後元の電圧に戻る場合を想定し、そのときのVI特性を、インバータが定P動作の場合と定Z動作の場合の2通りで確認した。