電気学会全国大会講演要旨
6-122
局地気象予報モデル・アンサンブル予測手法を用いた日射強度予測の試み
劉 媛媛(岐阜大学)・嶋田 進(産業技術総合研究所)・吉野 純・○小林智尚(岐阜大学)・古田清隆・三輪 靖(中部電力)
太陽光発電システムの発電出力は天候に大きく作用されて不安定である.そこで局地気象予報モデルWRFを用いて太陽光発電に係わる日射強度の予測を試みた.本研究ではさらに日射予測にアンサンブル手法を用いた.これにより日射強度の予測値だけではなく,その予測信頼区間も推定可能となる.中部地方5県内の61地点を対象に72時間先までの日射強度および信頼区間の予測を行った.その結果,天候や大気の状態によって異なる信頼区間を持つ日射強度予測ができ,また信頼区間90%の日射強度予測に対しては現地の観測日射強度はほぼこの信頼区間内となった.