電気学会全国大会講演要旨
6-101
雲量推定を目的とした太陽光発電の翌日出力予測
◎岡崎勇太・都築伸二・山田芳郎(愛媛大学)
一般家庭への普及が進んでいる太陽光発電(PV)装置での発電量を用いて雲量を推定するためには,当該時刻に,もし雲がないつまり快晴であれば期待される発電量と実際の発電量との差から求めればよいと考えている.そこで本稿では,快晴日とその翌日が曇りだった日の比較による雲量推定原理について述べ,更に雲量を推定するために必要な翌日出力予測のための基礎検討について述べている.結果1日当たりの電力量[Wh]の誤差は±10%であり,更なる予測精度の改善が必要であること及び予測発電量と実際の発電量との相関係数の高さから重み係数の改良による予測精度の改善の可能性について述べている.