電気学会全国大会講演要旨
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分位点回帰モデルの逐次的重み付けに基づく太陽光発電出力予測区間の推定
◎菊池元太・藤本 悠・林 泰弘(早稲田大学)・小島義包・中尾俊二(大林組)
近年, ビルや工場での事業継続計画やCO2排出量削減への関心の高まりにより自家発電設備のひとつとして太陽光発電設備の導入が進んでいる。太陽光発電は雲による急峻な出力変動が発生し得るため, より高効率なエネルギーマネジメントを行うためには太陽光発電出力の予測をふまえた運用が不可欠となる。 本稿では予測値に内在する不確実性を評価する第一歩として, 点としての予測から範囲としての予測への拡張を行う。このため入力データに対して分位点回帰モデル[1]を複数用意し, 予測値の確率密度を考えることで予測区間を得ることに加え, その時々の気象条件をダイナミックに利用することで予測をより正確なものとする。また実測されたデータに基づく予測実験を行い提案手法の妥当性を定量的に検証する。