電気学会全国大会講演要旨
6-052
風力発電大量導入時における送電計画の検討
◎江口大祐・高坂一郎・山下大樹・中西要祐(早稲田大学)・伊庭健二(明星大学)・横山隆一(早稲田大学)
昨今再生可能エネルギーへの注目の高まりから、風力発電の大量導入の検討および、その為の風力電源専用送電線計画も策定されている。風力発電は風況の良い地域にウィンドファームとして集中導入することが一般的であるが、該当地域では既存系統が脆弱であることが多く、電気的制約が発生する。本論文では電気的制約条件下におけるコスト最小化として送電線計画手法を提案した。また、提案した送電線計画手法を適用することで風力発電に特化した送電線を建設する事業者の観点における該当地域での風力発電導入目標を設定した場合のウィンドファーム建設適地選定手法について提案した。提案手法についてケーススタディにより有効性の確認を行った。