電気学会全国大会講演要旨
6-039
XTAPにおける一次巻線漏れインダクタンス背後電圧源型のかご形誘導機モデルの作成
◎石井謙司・坂本織江(上智大学)
近年の電力系統の解析では、電力を効率よく利用できるパワーエレクトロニクスの発達により、ミリ秒もしくはマイクロ秒単位での解析のニーズが増え、瞬時値解析がより重要となってきている。かご形誘導機は、保守が容易でコストが安いために多くの産業で使われており、その特性の解析に瞬時値モデルが利用される。XTAPにもかご形誘導機のモデルは存在するが、今回、XTAPにおいて新たに一次巻線漏れインダクタンス背後電圧源によるかご形誘導機モデルの基本構成を作成したので報告する。