電気学会全国大会講演要旨
6-020
エネルギー利用効率を考慮した家庭用エアコンの冷房時負荷モデルに関する一検討
◎吉田祥貴・坂本織江(上智大学)
近年、再生可能エネルギーの導入が進められており、今後系統への導入量が拡大すると周波数変動の抑制が課題になると考えられる。この対策のひとつとして、負荷である家庭用エアコンを制御する方法があり、実証実験も行われている。しかし、消費電力については検討されているが、エネルギー利用効率を考慮しているものは少ない。家庭用エアコンの消費電力については、温熱環境設計のために作られた熱源特性モデルがあり、エネルギー利用効率も考慮されている。本稿ではこのモデルを参考に、家庭用エアコン冷房時負荷モデルを電力系統安定度総合解析システム(CPAT)で作成し、試解析を行った。