電気学会全国大会講演要旨
6-002
オフィスビルにおけるデマンドレスポンスの運用結果と検証
◎野田幸久・加藤 嘉・笠井浩司・白石純一・荒木直也・座間秀男・林屋 均(東日本旅客鉄道)
本稿では、デマンドレスポンスを導入したオフィスビルにおいて、制御設定値を変化させながら運用を行い、夏季におけるデマンド電力抑制効果及びその検証結果について述べた。設定電力超過時に照明と空調を制御することによって、デマンド電力を目標値以下に抑制することが可能となった。併せて、制御発動時の室内環境についてPMV・PPDを指標とした室内の熱環境と執務者へのアンケート調査による主観的評価の分析を実施した。その結果、室内環境を一定程度維持しながらデマンド電力を抑制できる可能性があることが分かった。