電気学会全国大会講演要旨
5-195
三次元有限要素法によるより線コイルの損失特性解析
河瀬順洋・山口 忠・◎河合良祐・加藤大地(岐阜大学)・井田浩一・伊藤一洋(東光)・福井義成・西川憲明(海洋研究開発機構)
一般的に,コイルの損失は周波数が高くなると増加することが知られている。また,コイル中の渦電流を低減させる方法の一つに,コイルの素線をよる方法が知られている。しかし,この方法による損失低減の効果は実験的に明らかにされたものが多く,コイル中の渦電流を正確に把握するために,コイルの最適設計において解析による定量的な検討が求められている。 本稿では,コイルの素線のよりが損失特性に及ぼす影響について,三次元有限要素法を用いた磁界解析によって定量的に明らかにする。