電気学会全国大会講演要旨
5-173
非接触型の回転軸を有する超電導回転機の径方向の浮上力向上に関する基礎研究
◎高橋将人・池上貴範・藤井善治・中村幸平・金 錫範(岡山大学)
非接触浮上技術には機械的摩擦がないため,エネルギーロスがなく,メンテナンスの必要が軽減されるといった利点がある.そのため,微粒子ダストを嫌う真空室やクリーンルームにおいても非常に有用である.それらの理由から,静電気力,圧力,超音波,空気圧,磁力を用いた非接触浮上技術の研究が多く実施されている.中でも,磁力を用いたものは比較的大きな浮上力の生成と制御しやすい利点をもっている.本研究では,その非接触浮上技術を用いた非接触回転装置の開発として,構造設計による径方向の浮上力の向上を図ったのでその結果について報告する.