電気学会全国大会講演要旨
5-147
電車線路設備モニタリング用センサ付RFIDタグの実用化に向けての仕様検討
◎菅間陽二・甘利 智・貴志俊英(東日本旅客鉄道)・石岡伸之・長嶋敏夫(日立製作所)
当社では、電気設備にセンサ付RFID(Radio Frequency IDentification)タグを設置し、営業列車に搭載するリーダ装置で検査データを収集する方法(電車線路モニタリングシステム)の開発を行っている。今回、年間を通して安定した稼動を実現するため、冬季日射量の少ない状況を想定したRFIDタグの仕様について検討した。確認試験の結果から、製作したセンサ付RFIDタグは、年間を通した安定稼動が実現できると判断した。現在、センサ付RFIDタグをフィールドに設置し、長期稼動確認試験と、走行中の列車との通信試験を実施している。