電気学会全国大会講演要旨
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トロリ線常温圧接の施工方法の改善
◎石崎元一・柘野雅樹・佐軒健太・皆川栄治・米山雄一(東日本旅客鉄道)
JR東日本千葉支社では、トロリ線の接続に常温圧接を試験的に導入している。水平展開を検討しているが今後の課題もある。今回の「トロリ線常温圧接の施工方法の改善」にて課題の解消・検討を行った。 はじめに、湿度・気温に対する緩和の実験と雨天での施工方法の考案を行った。実験の結果、湿度80%以上でも気温25℃以下であれば施工可能、接続箇所・装置をシートで覆い雨天での施工が可能であることも証明した。 次に作業の効率化を図るために、新型プロテクター金具の開発を行い作業時間の短縮に成功した。 今後、カーブ区間ではトロリ線に対して圧接装置を水平に設置できないため施工が禁止となっているが対策を考慮し取り組んでいく事とする。