電気学会全国大会講演要旨
5-118
大糸線設備スリム化に向けた蓄電池駆動電車システムの有効性について
◎高松一裕・瀧野俊明・林屋 均(東日本旅客鉄道)・古関隆章(東京大学)
地方線区において人口が減少し、鉄道需要の減少が見られる。鉄道需要に見合った輸送を考える分岐点に来ている。本研究では電化区間である大糸線に着目し、蓄電池駆動電車システムを適用することにより、変電所数や電車線設備のスリム化を図ることを目的とした。そこで、運転曲線と時間曲線を描き、電車運行に必要なエネルギー量の把握を行うことにより、蓄電池駆動電車システムの有効性を検討した。