電気学会全国大会講演要旨
5-112
JR京都・神戸線における夜間保守工事の線路閉鎖手続きに関する一考察
◎五十嵐翔太・井上淳太(西日本旅客鉄道)
JR京都線・神戸線においては、夜間の保守工事を着手する際の線路閉鎖手続きに時間を要し、作業時間が短くなることによる施工数量の減少や工事中止が発生している。また、作業時間の短縮は、保守間合内での計画数量完遂を意識する工事監督者の焦りにもつながり、間合の終了時間が過ぎても工事を継続する等の危険な事象にも発展しかねない。本稿では、着手承認に時間を要する現在の業務の仕組みについて、調査・分析を行った結果について報告する。