電気学会全国大会講演要旨
5-102
電鉄用変電所の信頼性指標算出に関する検討
◎増田真功・鈴木公一朗・鈴木高志・野田幸久・植松正次・林屋 均(東日本旅客鉄道)
電鉄用変電所を構成する電力機器は、過去の故障やその対策から信頼性向上が図られてきたが、その信頼性が定量的に示されることは少ない。一方、海外では、IEC62278(RAMS規格)に準じて機器等の信頼性を定量的に示すことが求められるケースもある。本稿では、JR東日本の首都圏6支社管内の過去10年間を対象に、電鉄用直流変電所の主要な構成機器である交流遮断器(CB)、断路器(DS)、整流器用変圧器(SRTr)、整流器(SR)、直流高速度遮断器(HSCB)について、機器の故障件数及びその復旧時間を調査し、定量的な信頼性指標の算出を行った。