電気学会全国大会講演要旨
5-067
負荷の直列接続・並列接続の差によるインバータ励磁鉄損特性
◎小田原峻也・藤﨑敬介(豊田工業大学)
パワーエレクトロにクス技術の進歩による電気機器利用の増加に伴い,より効率の良い電力網の構築が必要となっている。電力網によっては,複数の電気機器を1個の電源で駆動するシステムも考えられ,このとき,電気機器に使用される磁性材料に生じる鉄損が,機器の接続方法により,どう影響されるかを知ることで,より高効率の駆動システムを構成できるようになると考える。 そこで今回,負荷の直列接続および並列接続でのインバータ励磁における鉄損特性を材料特性の観点から評価した。 実測から,直列よりも並列の方が鉄損が低くなる結果が得られたため,効率よく駆動するには負荷を直列に接続すべきであることがいえる。