電気学会全国大会講演要旨
5-066
ダイアフラムブロワ用リニア振動アクチュエータにおける有限要素解析および実機との比較検討
◎岡村脩平・笹山瑛由・中野正典(岡山大学)・山上美浩(大晃機械工業)
ダイアフラムブロワは、ダイアフラムと呼ばれるゴム製の弾性薄膜を用いて空気の吸排気を行う装置である。筆者らはこれまで,有限要素法と進化戦略および粒子群最適化といった最適化手法を併用して、磁石やコアの寸法の最適化を試みてきた。過去の報告に引き続き,前回のモデルにつばを付けたモデル(つば付き)について最適化を試み、前回のモデル(つばなし)と比較を行った。また、実機による測定結果と比較・検討を行うことにより解析手法の妥当性を検証した。FEMによる解析結果と実機による測定結果は類似した傾向を示した。また、型電磁石につばを付けたモデルでは、つばがない状態のモデルに比べて効率が5%程度良くなった。