電気学会全国大会講演要旨
5-050
分割固定子鉄心のセグメントギャップを考慮したタービン発電機の無負荷鉄損解析
山崎克巳・関根拓也・◎中村吉昭(千葉工業大学)・吉田 潤(日立製作所)
タービン発電機の固定子には,電磁鋼板を分割鉄心として用いることがある。この場合,分割鉄心間のセグメントギャップ付近で面内渦電流損が発生する(1).。面内渦電流損は鉄心パケットの各端部でも発生するが,セグメントギャップによる面内渦電流損は端部だけでなく鉄心内部でも発生することから,発電機の全体の鉄損に少なからぬインパクトを与えると考えられる。そこで本稿では,三次元非線形非定常有限要素法を用いて,分割鉄心におけるセグメントギャップを考慮して鉄損解析を行い,実験結果と比較検討する。