電気学会全国大会講演要旨
5-036
円筒型回転子によるスイッチドリラクタンスモータの風損軽減
◎清田恭平・柿島岳夫・千葉 明(東京工業大学)
著者らは,既に第三世代ハイブリッド自動車用IPMSMと同一外形で,同等のトルクを出力可能なSRMの固定子・回転子構造について設計,検討を行い,目標IPMSMと同体積で,目標IPMSMと同等の最大トルク,1.8倍の最大出力,機械損を除いた最高効率96%以上を得られることを解析および実負荷試験により明らかにしている。しかし,最高回転速度付近では回転子突極により約1kWの風損が発生し,効率が低下する。本報告では回転子極間にリブを追加し,円筒型形状とした。回転子円筒化により最高回転速度である13,900r/min,30 kWにおける効率が3.7%向上した。