電気学会全国大会講演要旨
5-032
圧粉磁心を用いた永久磁石同期モータの特性に関する研究
◎佐藤 優・石川赴夫・栗田伸幸(群馬大学)
圧粉磁心を用いた永久磁石同期モータの特性について速度制御を用いることで過渡特性, 効率についての検討を行った。圧粉磁心は磁気特性の面から銅損が積層磁心に比べ大きくなってしまうが渦電流損の低減が可能ということから鉄損を低減させることができ, その結果積層磁心に比べ圧粉磁心を用いたモータの効率の向上が確認できた。またモータの回転数が早くなるにつれ渦電流損が増加することから圧粉磁心を用いたモータは高速回転時に積層磁心に比べ効率の差が大きく出ると考えられる。