電気学会全国大会講演要旨
5-026
最大トルク位相シフトを可能にするPMモータ
○堺 和人・西本隆太郎(東洋大学)
モータの可変速ドライブ化は装置の省エネルギーに大きく貢献する。また、可変速駆動は鉄道、電気自動車、電気推進船などの交通システムの電費や駆動性能向上に大きく影響する。本研究は、広範囲の可変速運転性能と高効率を得るために回転数に応じて最大トルクを発生するときの電流位相を可変できる永久磁石モータを創出することを目的とする。本稿では、永久磁石の一部を反転極性に磁化することによって最大トルク位相を可変できる永久磁石モータを提案し、基本構成、動作原理、基本特性について明らかにしている。