電気学会全国大会講演要旨
5-025
Transverse Flux Motorの高トルク化
◎田中淳也・堺 和人(東洋大学)
永久磁石モータは高効率であることから電気自動車や電車、風力発電などの用途に使用されている。これらの用途においてモータの製造性と高い信頼性は重要である。複雑な構造の電機子巻線の加工はモータ製造の自動化を困難にするとともに、巻線の信頼性を低下させる。今回、電機子巻線がトーラス状のコイルのみで構成でき、巻線加工が容易でコイルエンドの無いTransverse flux方式の永久磁石同期モータについてトルク密度の向上を図ったモータを提案する。また、コイルエンドを無くすことで銅損を低減でき、特に低速域での効率向上が期待できる。本稿では提案機の基本動作と特性について述べる。