電気学会全国大会講演要旨
5-024
巻線切替不要の極数変換電機子巻線の検討
◎北野真弘・堺 和人(東洋大学)
近年、電気自動車用のモータは広範囲にわたって高効率、高出力、可変速運転が求められており、この要求にこたえるモータとして極数変換永久磁石モータが提案されている。 本稿では、極数変換永久磁石モータの固定子側の構成を変更せずに極数変換が可能な三相電機子巻線の構成を検討し、その極数における基本特性を明らかにした。 同一の固定子構成で運転が可能な極数の組み合わせが複数あり、巻線切替なしで極数変換できる永久磁石モータの可能性を示した。本提案の極数変換技術はモータに多様な特性を持たせることができ、要求される特性に合わせて特性を変化できるモータを実現できることを明らかにしている。