電気学会全国大会講演要旨
5-013
IPMモータにおけるロータ構造がトルク特性に与える影響
◎大竹駿吾・髙橋康人・藤原耕二(同志社大学)・槙野智之・刀谷郁也(ニチユ三菱フォークリフト)
埋込磁石同期モータ(IPMSM)は,高出力で高効率であるということから電気自動車,鉄道,家電製品などでその利用が拡大しており,さらなる高性能化が求められている[1]. IPM モータでは,永久磁石の埋め込み位置の自由度が高く,ロータ形状によって機器特性が大きく変わることから,用途に応じて様々な形状が考案されている[2].突極比を大きくすることで,マグネットトルクに加えてIPM モータの大きな特徴であるリラクタンストルクが向上する.本稿では,3 つのモデルの機器特性を比較し,ロータ形状の変化が機器特性にどのような影響を与えるかを検討する.