電気学会全国大会講演要旨
5-001
表面磁石形バーニアモータにおける出力特性の算定法について
○片岡康浩・山田大地・高山正和(秋田県立大学)・松島由太郎(静岡大学)・穴澤義久(秋田県立大学)
低速で大トルクを発生する表面磁石形バーニアモータにおける電圧方程式とトルク式を用いた出力特性の算定法が示されている。試作モータの出力特性を計算して実測値と比較した結果,計算値と実測値はよく一致し,本算定法の精度は極めて高いといえる。また,本算定法では有限要素解析の結果を理論式に取り込み出力特性を計算している。これより,複雑な磁気回路を有するバーニアモータの特性を高精度に算定できる。さらに,本算定法は,従来の有限要素解析による特性算定法と比較して計算規模を小さくでき,計算に要する時間を大幅に短縮できる。これらより,本算定法はバーニアモータ設計において非常に有用な手法であるといえる。