電気学会全国大会講演要旨
4-210
埋込磁石同期電動機駆動システムにおける負荷急変時の過大電流抑制法に関する検討
◎大場友裕・星 伸一・春名順之介(東京理科大学)・末益寛規・秋山和成・松岡 寛(ACR)
電気自動車の駆動システムでは,様々な理由によりインバータに印加される直流電圧が変動し,バッテリ-インバータ間に流れる直流バス電流にも変動が現れ,場合によっては過大な電流となり装置の故障につながる可能性がある。 そこで電圧変動が生じる原因の一つである,電気自動車が走行中段差を乗り越える場合などに発生する急峻な負荷変動に対して,制御により直流バス電流の変動を抑制する方法を提案し,シミュレーション及び実験により直流バス電流の変動を抑制できることを明らかにした。