電気学会全国大会講演要旨
4-196
フィールドデータを用いた絶縁抵抗低下検出技術の開発
○鈴木正美(関東電気保安協会)・松下幸夫・二村友規・小杉康宏(日本システム研究所)・熊田亜紀子・日高邦彦(東京大学)
設備の絶縁抵抗測定は,その設備の適正な交換時期を把握することにも役立つため,受電電圧6600Vの自家用電気工作物の定期点検では必ず実施される測定となっているが,通常電気を停止したうえでなければ実施することができない課題がある。 本研究では絶縁抵抗測定における課題解決のため,絶縁物表面の抵抗値が低下した際に発生する放電音から絶縁低下を検出する手法についてフィールドから取得した音響データを用いて検討を行った。