電気学会全国大会講演要旨
4-187
螺子製造業における生産能率向上のための自動分配システムの提案
◎浦壁昭悟・星野貴弘・浜松芳夫(日本大学)
螺子製造業において,短納期で大きな数量を含むイレギュラー注文を受けることがある。そのとき生産能率向上のために同一注文を複数の生産ラインで生産することがある。その際特定の工程に処理スピードの大幅な低下が発生するとイレギュラー注文に対する生産能率が低下する。この状況において,納期を守るために従来からとられていた生産能率を上げる方法がある。今回,現在螺子製造業の一部で採用されつつある新しい産業オートメーションシステムである,監視的制御及びデータ収集(SCADA;Supervisory Control And Data Acquisition)を使用した新しい方法を考案した。その方法の実用性を実験により検討するとともに今後の改善計画を立てた。