電気学会全国大会講演要旨
4-171
効率マップを用いた可変速運転によるガスエンジン発電システムの効率向上の検討
◎小幡真之・三浦友史・伊瀬敏文(大阪大学)・田中大樹(大阪ガス)
本研究では従来回転数一定で用いられているガスエンジンコージェネレーションシステムに可変速運転ができる二次励磁巻線型誘導発電機を適用し、回転数一定での部分負荷運転時に低下する効率の向上を目的としている。本稿ではエンジン効率マップを用いてエンジン効率と発電機の効率を考慮した発電システムの総合効率が最大となるように回転数指令値を与えるアルゴリズムを検討した。模擬されたエンジン効率マップを用いた回路シミュレーションによりその動作を確認し、その結果負荷に応じてエンジン効率と発電機効率を考慮した総合効率を最大化する回転数指令値を出力できることを確認した。