電気学会全国大会講演要旨
4-145
風力発電所向けSVCの方式の違いによる運転損失比較
◎板谷陽平・芦崎祐介(東芝三菱電機産業システム)
SVCは、PWMインバータを用いた自励式と、サイリスタを用いた他励式(TCR方式)があり風力発電の無効電力補償に用いられている。一般に運転損失(効率)では他励式SVCが有利とされるが、風力発電所においてはSVCの待機期間(低出力期間)を考慮すると、他励式が運転損失で優位とならない場合がある。本論文は例題を用いて待機状態のSVCの損失比較を行い上記の検証と考察を行う。