電気学会全国大会講演要旨
4-124
2PMSM独立駆動5レグインバータの共通レグピーク電流低減法
◎鈴木洋祐・岩下雅也・松瀬貢規・久保田寿夫(明治大学)
近年、省スペース化やスイッチング損失の低減のため5レグインバータ(以下、 5LI)に関しての研究が行われている。5LIのスイッチに使用されるIGBTの安全動作領域は電流のピーク値で決まるが、5LIを用いた2モータ制御では、モータ1のW相とモータ2のW相を共通に接続したレグ(以下、共通レグ)に流れる電流は両モータのW相に流れる電流の和となり、その電流のピーク値は他のレグに比べて大きくなる可能性があるという問題点がある。そこで本論文では共通レグに流れる電流のピーク値を低減するために共通レグピーク電流低減法を提案する。モータは永久磁石同期電動機を選び、2台の永久磁石同期電動機の独立駆動時に5LIの共通レグピーク電流低減法を適応し、シミュレーションを行った。