電気学会全国大会講演要旨
4-117
相数・極数可変のエレクトロニクスモータドライブの基礎研究
◎小川哲史・堺 和人(東洋大学)
現在、エネルギー消費量の増加からシステムの省エネルギー化が求められ、電気自動車やハイブリッド車の実用化が急速に進められており、一充電当たりの航続距離を延長するため全運転範囲で高効率な低消費電力量のモータが要求される。回転速度に応じて極数を変換することにより全運転範囲の高効率と、広範囲の可変速運転が期待できる。 そこで、極数変換永久磁石モータのコイルとインバータを一体化させ、極数や相数を可変できるエレクトロニクスモータドライブシステムを創出する。回転速度に応じてモータの極数を可変すると全運転範囲で高性能化が可能と考えられる。永久磁石モータの場合は、回転子の永久磁石の磁化を可変して極数を変換する。