電気学会全国大会講演要旨
4-098
弱め磁束制御と直流リンク電圧昇圧制御を併用したPMモータ駆動システムの各部損失の検討
◎今給黎明大(九州工業大学)・山本吉朗・米盛 諒(鹿児島大学)・匹田政幸(九州工業大学)
筆者らはこれまで,低い電圧の電源を用いてインバータでPMモータを駆動する用途,特に,体積や重量に制限があるシステムの小形化,高効率化のための検討を進めてきた。本稿では,弱め磁束制御と直流リンク電圧昇圧制御を併用したPMモータ駆動システムについて,より高効率な運転方法を明らかにするため,PMモータ,電流可逆チョッパおよびインバータの各部損失を計算できるシミュレーションモデルを構築した。さらに,シミュレーションを用いて,弱め磁束制御と直流リンク電圧制御を併用する場合について,各部損失とシステム全体の効率を計算することでPMモータの駆動方法を検討したので報告する。