電気学会全国大会講演要旨
4-081
自動搬送車への適用を目的とした1kW級非接触給電装置の負荷特性
◎小島隆寛・山根昭成・今給黎明大・藤 清高・小迫雅裕・匹田政幸(九州工業大学)・井本 豊・本田啓一(ヘッズ)
近年,携帯機器や電気自動車(EV)を対象として,電磁誘導や磁界共鳴などを利用した非接触給電技術の研究が盛んに行われている。また,工場で使用されるAGV(自動搬送車:Automated Guided Vehicle)では,AGV用のバッテリー充電時における省力化のために非接触給電装置の適用が求められている。著者らは,これまで自動搬送車への適用を目的として,非接触給電装置の開発・検討を行ってきた。本稿では,試作した1 kW級非接触給電装置の給電効率の定常時(静止平行状態)の負荷特性について検討したので報告する。