電気学会全国大会講演要旨
4-051
フライングキャパシタマルチレベルインバータモジュールの実装に関する検討
◎小原秀嶺・佐藤之彦(千葉大学)
当研究グループは先に,フライングキャパシタ方式マルチレベルインバータの出力レベル数を飛躍的に多くするため,比較的少ない出力レベル数のマルチレベルインバータ単位モジュールを複数組み合わせることにより,多レベルインバータを実現する提案を行った。しかしながら,このようなモジュールにおいては,モジュール間の接続部の配線インダクタンスが大きくなってしまい,それにより電磁ノイズの増加等を招いてしまう問題があった。本稿では,モジュール間の接続に関わる回路構成および素子の実装方法について検討し,試作回路について電磁ノイズの評価およびレベル数ごとの効率比較を行ったので報告する。