電気学会全国大会講演要旨
4-032
大容量超伝導コイル用機械接点整流器の概念設計
○力石浩孝(核融合科学研究所)
核融合研で概念設計を進めているヘリカル型核融合炉では100kA級直流大電流の超伝導コイルの使用を検討している。本コイル励磁には0.1V、100kAの極低電圧大電流直流電源が必要である。従来の半導体素子を使用した電源では順方向電圧が高く、より低電圧損失の電源が望ましい。本報告では小容量の半導体変換器と運転周波数を0.1HZとし機械接点を適用した整流回路の組み合わせを提案する。機械接点では逆方向電流の阻止ができないが、変換器の制御により循環電流の抑制を行っている。