電気学会全国大会講演要旨
4-024
DC-DCコンバータ用高周波変圧器の基礎的検討
◎村田真悟・枡川重男(東京電機大学)
変圧器設計に関してはさまざまな設計方法が採用されており,代表的な方法に竹内氏の微増加比例法がある。この手法は,電気または磁気装荷を経験的に決定し,これを基に設計を行う手法である。この理論は商用周波数を対象としており,高周波DC-DCコンバータ用変圧器に適応した例はない。一方,近年DC-DCコンバータ用変圧器の需要は高まっているが,適切な設計方法は未だに明らかにされていない。そこで,本研究では竹内氏の微増加比例法に着目し,DC-DCコンバータ用高周波変圧器の設計理論の検討を行う。本論文では,DC-DCコンバータ用高周波変圧器における電気装荷,磁気装荷についてシミュレーションソフト(Magnetics Designer)を用いて行った推定結果を報告する。