電気学会全国大会講演要旨
4-013
入力直列・出力直列単方向絶縁形DC/DCコンバータ
◎田村耕太郎・山岸達也・赤木泰文(東京工業大学)
入出力間の電気的絶縁を確保する手段として、商用周波数変圧器の代替として大容量の絶縁形DC/DCコンバータが注目されている。大容量電源等への応用には、電圧定格とパワー密度の向上が求められる。単方向絶縁形DC/DCコンバータは2台のフルブリッジコンバータを入力直列・出力直列に接続した構成で、電圧定格向上と出力インダクタの磁気素子の小型化によるパワー密度の向上が可能となる。本論文では600V、 50A IGBTを用いた300V、 6kW,、16kHz 入力直列・出力直列単方向絶縁形DC/DCコンバータのミニモデルを設計・製作し,実験結果を報告する。