電気学会全国大会講演要旨
4-005
非線形負荷に対する単相PWMインバータのフィードフォワード補償
○中田篤史(静岡理工科大学)・藤永真希(ASTI)・鳥井昭宏・植田明照(愛知工業大学)
近年,エンジン発電機,車載用100V電源として高周波スイッチングの単相PWMインバータが広く用いられるようになってきており,様々な負荷が接続されることが予想される。インバータには線形である抵抗負荷,遅れ負荷や進み負荷だけでなく,非線形負荷であるコンデンサインプット型整流器が接続される場合がある。しかし,その場合のデッドタイム電圧やインピーダンス電圧の影響などは検討されていない。本論文では単相PWMインバータにコンデンサインプット型整流器を接続した場合のデッドタイム電圧とインピーダンス電圧補償をフィードフォワード制御で補償し,補償しきれない部分をフィードバック制御した検討結果を報告する。